省エネリフォームで検討すべき様々な対策

みなさんこんにちは。

省エネリフォーム」についてのブログも今回で4回目。この4回で省エネリフォームの基礎はだいたいご理解いただけるのではないかと思います。

今回はリフォームの際に「検討すべき様々な対策」についてご紹介します。

※過去の「省エネリフォーム」についてのブログはこちら
第1回:省エネリフォームって?
第2回:省エネリフォームをする前のチェックポイント
第3回:省エネリフォーム前に重要な事前調査について



換気対策

外皮(外壁・屋根・窓等の住宅の外周部分)の省エネリフォームで住宅の気密性が高まると、今までは居住者も知らずに生じていた自然換気(漏気・隙間風)が少なくなります。その結果、生活で発生する水蒸気などにより結露がの問題が以前よりも生じる可能性があります。

そこで【換気対策】として、24時間換気の検討が必要になります。24時間換気は開口部(窓)を締め切った状態でも、建築基準法で求められている0.5回/h以上の換気量を確保し、室内の空気環境を安全・快適に保つことを目的としています。

計画に際しては室内の構造、換気の設備、規制への対応など、健康と安全、省エネ視点から十分な検討が必要です。また24時間365日稼働を考え、メンテナンスのしやすさを意識した計画も重要です。


日射遮蔽対策

次に検討すべき対策は【日射遮蔽対策】です。日射は冬季は暖房の補助になりますが、夏季は冷房の負荷になってしまうため日射を遮る必要があります。断熱工事をした住宅は日射熱が外へ逃げにくくなっており夏季は室温が高温になってしまいます。日射遮蔽対策によって太陽熱の過度な流入を抑制し、冷房負荷の削減と快適性の向上を検討すべきです。

具体的には窓の上のひさしだけでなく、昔ながらの「すだれ」や「よしず」、藤棚や朝顔、ヘチマなどの緑のカーテンも有効です。


シックハウス対策

続いて検討すべきは【シックハウス対策】です。断熱化による室内の気密化はシックハウス症候群を助長しかねません。限られた予算の中で、断熱・気密、省エネ設備対策を重視するあまり、換気や内装建材への配慮がおろそかになってはいけません。


冷暖房機器に関する対策

設備機器、とりわけ省エネリフォームに強く関係するのが【冷暖房機器】です。部屋の広さや規模に適合しない機器を選ぶと、設定温度に到達するのに時間がかかったり、本来の性能以上に稼働することでエネルギーを多く浪費してしまいます。

また一般的に省エネリフォームなどで断熱・気密性能が向上した場合は、機器の能力(大きさ)は機器に表示してある畳数より小さいもので十分まかなえることも大きなメリットです。


今回のブログでは【省エネリフォームで検討すべき様々な対策】についてご紹介しました。

 

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