省エネリフォームは「全体」と「部分」どちらがいいのか?

本日のブログでは、省エネリフォームを検討している方はどちらにしようか迷うことが多い「全体リフォームと部分リフォーム」についてご説明しましょう。

※前回ブログはこちら
第5回:省エネリフォームの基本的な工事内容
※「省エネリフォームについての基礎」のブログはこちら 
第1回:省エネリフォームって? 
第2回:省エネリフォームをする前のチェックポイント 
第3回:省エネリフォーム前に重要な事前調査について
第4回:省エネリフォームで検討すべき様々な対策

全体か部分かは居住者の要望によるが、それぞれ長所と短所があり、重要なのはどの範囲を断熱区画として計画するかです。

全体リフォームの長所と短所

昭和55年基準レベルの断熱性が低い建物を平成28年基準レベルまで引き上げるとなると全体リフォームを選択することになります。全体リフォームの場合、基本的に新築と同等の断熱・気密計画を行うことができます。

長所としては高性能な断熱材を全ての部位に施工するため、高い断熱性能を目指せます。また耐震やバリアフリーなどとの組合せも容易です。

短所は費用がかかることと工期が長くなることです。


部分リフォームの長所と短所

必要な部屋もしくは主要な生活範囲を断熱区画とするなら部分リフォームです。フロアごとや水回りを含む居間。部屋単位で断熱工事を行います。

長所は利用頻度の高い部屋の局所間欠暖房に効果的なこと。比較的に安価で短期間の工期で実施できることです。

短所は非暖房室の温度低下が起こり、暖房室と温度差が大きくなることです。ヒートショックに配慮するのと、結露対策が必要です。


部位リフォームの長所と短所

すでに壁など一部に断熱材が設置されているが、無断熱および低断熱の部位に断熱材を追加する部分リフォームを選択することも考えられる。

長所は床や屋根の部分工事だと内外装工事を伴わない断熱工事ができるため安価にできる工法があること。工期が短く住みながらの工事が可能なことです。

短所は既存の断熱材の性能が低い場合、目標の性能値が中程度になること。無断熱部位を全て施工しないと建物全体の断熱区画を形成できないことです。


以上のように、リフォームの規模は既存の断熱性能と要望によって異なります。あなたが目指す性能と費用のバランス、他の工事との組合せを見ながら検討する必要があります。

横尾建設ではお客様のご要望を踏まえ、現状の建物を診断し、最適なリフォームをご提案させていただきます。

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